鍼灸師ってどんな仕事？スキルが活躍する主な就職先5選！

「運動で足首を痛めてしまった」「朝起きたら首が回らない」
このような悩みを解決に導いてくれるのが、針灸師と呼ばれる資格を持った人たちです。
負担をかけることなく、健康や美容を増進してくれる針灸師はまさにゴッドハンド。その技術を用いて、様々な場所で活躍しているのです。

今回は、針灸師の仕事内容やスキルが活躍する就職先をご紹介します。針灸師の職業や、健康サポートなどの仕事に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

鍼灸師とはどんな仕事

鍼灸師とは、身体のツボに細い針を刺し、刺激を与え病気や不調を改善する「はり師」と、ツボにもぐさという草を燃やして、治療や予防を行う「きゅう師」の2つの国家資格を持っている人のことです。
鍼灸師には、東洋医学の考え方に基づいて、人間の自然治癒力を高める目的があります。

活躍する職場5選

鍼灸師は、様々な職場で活躍することができるのです。ここでは、代表的な5つの職場をご紹介します。

鍼灸院

鍼灸院では、一般の人の様々な症状を針灸で治します。例えば、肩こりや腰痛、頭痛や不眠などの日常的な不調や、アレルギーや生理痛などの体質改善や予防、ダイエットや美容などの美容鍼灸など様々です。
患者さんの症状や体質に合わせて、最適なツボや施術方法を施す必要があります。

病院

病院では、現代医学と東洋医学を組み合わせて治療を行います。具体的には、整形外科やリハビリテーション科などで、骨折や脱臼などの外傷や運動器の障害に対する鍼灸治療などです。
また、内科や神経内科などで高血圧や糖尿病などの生活習慣病や、脳卒中などの神経系の障害に対する鍼灸治療も専門とします。病院では、医師や看護師など他の医療スタッフと連携しながら治療することが求められます。

スポーツチーム

スポーツチームでは、スポーツ選手やアスリートのパフォーマンス向上やケガの予防・回復をスポーツトレーナーとしてサポートします。
筋肉や関節の痛みや炎症などのケガに対する鍼灸治療以外にも、選手やアスリートのコンディション管理やメンタルケアも大事な仕事です。コーチや選手と密にコミュニケーションをとる必要があるので、コミュニケーション能力が大切になります。

介護施設

介護施設では、介護士やケアマネージャーとして鍼灸治療を行います。業務内容は、高齢者の身体的・精神的な状態を把握し、必要なケアプランの作成などです。
ケアプランには、関節のこわばりや筋力低下などの運動機能の改善や、認知症やうつなど精神状態の改善に役立つ鍼灸治療が含まれます。

美容サロン

美容サロンでは、エステティシャンとして美しさや健康をサポートする鍼灸治療を行います。エステティシャンになると、女性の肌や体型などの悩みに対応し、美容鍼灸という施術を行います。
美容鍼灸は、顔や身体に鍼を刺すことで血流やリンパの流れを良くし、肌のハリやツヤを維持したり、たるみやしわを改善したりする効果が期待できるのです。

様々な分野で活躍できる鍼灸師

今回は、針灸師の魅力や活躍できる職場をご紹介しました。
鍼灸師になるためには、「はり師」と「きゅう師」の2つの国家資格が必要です。そのため、鍼灸師を目指せる「首都医校」などで鍼灸学科がある専門学校に通い、知識やスキルをより詳しく身につけましょう。
鍼灸師になることで様々な場所で活躍することができます。自分はどのような分野で働きたいのかを考えながら、将来の道を模索してみてください。